従業員 各位
日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
1月度の衛生委員会の資料になります。
1月度のテーマは「ロコモ予防のトレーニングについて」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
令和3年1月度
衛生委員会資料
産業医 北村 香奈
寒さが数年に一度というような厳しい日があり、体が縮こまってしまわれているのではないでしょうか。コロナ禍で外出を自粛して、運動不足にもなりがちで、筋肉量が減ってしまっていると思われます。
でも、やはり筋肉量をしっかり維持することで、体を温めることができ、コロナウイルスへの抵抗力も上がりますので、しっかり筋肉を維持していただきたいと思います。
そこで、まずは基本のところで、別紙に、整形外科学会が提供してくださっているロコモ予防のトレーニングを紹介させていただきました。片足立ち、スクワット、(掲載してないですが)爪先立ちによるかかとの上げ下げ、が基本です。
高齢者の方の身体能力の衰えを予防するためのトレーニングではありますが、世代を問わず、日々やっておくことで、高齢になってからの健康維持ができると思いますので、毎日1日のうちの決まった時間に行っていただければと思います。
これでは物足りないな、という方にはバーピージャンプをお勧めします!
トレーニングをしている人ならお馴染みのトレーニングメニューなのですが、
『有酸素運動と無酸素運動を繋ぎ合わせた複合的なハードトレーニング』 です。
実際にやることは『ジャンプ』と『スクワット』と『腕立て伏せ』です。
これをひたすら繰り返す、という、とってもハードなメニューです。
直立、しゃがむ(スクワット)、足を後ろに蹴り出して腕立て姿勢(プランク姿勢)、足をそろえてしゃがみ姿勢に戻す、軽くジャンプして手を上でタッチする。の、繰り返しです。
まずは腕立ての部分はなしでしゃがむ、ジャンプ立ち上がる、だけでやってみられても良いと思います。いきなり腕立ても絡めてやると、手首や腰を痛めてしまうからです。(腰を痛めないためにも腕立て姿勢の時に腰が下がってしまわないようご注意を)ちなみに私は初めの頃、太ももが痛くなりました。
この運動の良いところは、激しい運動の一つの目的である心拍数を上げることがすぐできるからなんですが、逆に心臓に異常がある方などは絶対行わない方が良い、ということです。
自信がある方は、少しずつ回数を増やすなどして、体作りの一助にしていただければと思います。
それでは、寒さ厳しく、外出もままならないこのご時世で、家での手軽だけどハードなトレーニングにトライしていただければと思います!