2021年11月度 衛生委員会からのお知らせ

従業員 各位

日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。

11月度の衛生委員会の資料になります。

11月度のテーマは

「運動習慣の大切さ」です。

皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、

業務に努めていただきたいと考えております。

ご安全に!!

2021年11月度 

衛生委員会資料

産業医 北村 香奈

やっと秋らしくなってきました・・・というより急に寒くなってきて体調を崩す人も増えてきていますね。

健康維持には食事、睡眠、運動、ですね。その中でも今回は、運動習慣の大切さについて仕事へのメリットの観点からお話ししたいと思います。

運動により身体機能を上げ健康を保つ効果は当然ですが、運動習慣をつけることで仕事へのメリットもあるのです!

それについてご理解いただき、今まで運動は、昔から苦手だし・・・時間ないし・・・・避けていた方にもぜひ運動習慣を身につけていただければ!と思っています。

運動しない人の特徴

・面倒だからしない

・仕事で忙しくてできない

・運動やスポーツが好きでない

 

これですよね。でも、これは、運動のメリットをあまり理解していないからではないでしょうか。そこで、運動することでのメリットについてお話ししていきます。

 

認知能力・集中力・考察力が高まる!

社会人が運動をすることで得られるメリットの1つ目は「認知能力・集中力・考察力が高まる」です。

実際、私も、ヨガを習慣にしようと頑張っていますが、した後は俄然頭が働いている感覚がありますし、しばらくサボっていると仕事への意欲も下がってくる感覚があります。

実際、20分の軽い運動をした後の3時間〜4時間は、認知能力・集中力・考察力が高まる。

(ジョージア大学の運動と脳の研究より)という論文があります。

運動をすることによって脳の血流が改善され、意欲や学習に関するドーパミンが放出されるという内容です。

また、運動をすることで、脳そのものが強化され、疲れにくくする働きもUCLAの研究で証明されています。

以上が、運動をすることで得られるメリット1つ目です。

 

自己肯定力が高くなる!

社会人が運動をすることで得られるメリットの2つ目は「自己肯定力が高くなる」です。

簡単に言うと自分に自信がつくということです。

運動をすれば、体が引き締まり、見た目が良くなるのは想像できることかと思います。そして、体が引き締まってくると周囲から「前よりも体が引き締まったね」と言われることも増えます。

すると、自分に自信が湧いてくるのです。それってナルシストだけでは?と思われるかもしれませんが、実際誰もが体に自信がつくと自分自身に自信が湧いてくるのです。

また、科学的にも説明できるのですが、陽の光を浴びながら運動をするとセロトニンが分泌されます。
セロトニンは、脳を活性化するドーパミンを促す効果があり、幸福度を高めてくれることが科学的に証明されています。実際うつ病の方には陽の光をできるだけ浴びる習慣を持つように、と指導します。

つまり、運動をすることは、引き締まった体を手に入れるだけでなく、幸せでポジティブにもなれます。

以上が、運動をすることで得られるメリット2つ目です。 

自己管理能力が身につく!

社会人が運動をすることで得られるメリットの3つ目は「自己管理能力が身につく」です。

社会人であれば、通勤時間なども合わせると110時間以上は、仕事で時間を奪われると思います。

その中で運動を取り入れるとなれば、「朝の時間」「仕事終わりの時間」のどちらかになると思います。

では、この時間を捻出するにどうすれば良いかというと「明日早いから早めに寝よう!」や「仕事終わりはランニングだから仕事を効率的に終わらせよう!」と言った考えになります。

このように、運動を取り入れることを考えることで、自然と自己管理能力が身につきます。

以上が、運動をすることで得られるメリット3つ目です。

 

ストレス耐性が身につく!

社会人が運動をすることで得られるメリットの4つ目は「ストレス耐性が身につく」です。

「自己肯定力が高くなる」でも説明しましたが、陽の光を浴びながら運動をするとセロトニンの分泌が活性化されます。セロトニンは、思考を前向きにし、ストレスを軽減してくれます。(うつ病の薬でセロトニンを上げる作用を持つものがメジャーなことからも確かなことです)

(余談ですが、バナナや卵、鶏肉、ひじきなどはセロトニンを生成する食材を摂取するのも効果的です)

以上が、運動をすることで得られるメリット4つ目です。

 

上司や商談など仕事でのコミュニケーションが怖くなくなる

社会人が運動をすることで得られるメリットの5つ目は「上司や商談などへの緊張が低くなる」??です。

ちょっと話が飛んでしまっているように思われるかもしれませんが、体が引き締まってくると自信がつくと話しましたが、そうなってくると「上司や取引先を力ずくで抑え込める」という謎の感覚に陥ります。

これは少し言い過ぎな気もしますが、以下の場面を想像してみてください。

 

・だらしない体で自信なさそうに商談する!(能力などは全て一緒)

・引き締まった体で自信に満ち溢れて商談する!(能力などは全て一緒)

 

もっと単純に、引き締まった体の人だと、普段から自己管理ができる人なんだろうなという印象を受けるので十分信頼を得る効果大だと思いませんか。

以上が、運動をすることで得られるメリット5つ目です。

 

どうでしょう?運動習慣取り入れてみようと少し思っていただけそうですか?

 

なお、人がモノゴトを習慣化するために必要な日数は、平均で2ヶ月と言われています。

そこで、その2ヶ月という期間を継続するための方法も紹介したいと思います。

 

 運動をしなければならない環境に身をおく!

忙しい社会人が運動を習慣化するためにすること1つ目は「運動をしなければならない環境に身をおく」です。

例えば、運動をするためのジムにお金を払えば、やらないといけない気がしてきますよね。

このように、まずは、自分が運動をしなければならない環境に身をおくのです。

あとは周りに、運動してこんな体型になる!と宣言してしまうこと。運動仲間を作るのもよいですね。

自分が最もなりたくない姿のイメージを持つ!

忙しい社会人が運動を習慣化するためにすること2つ目は「自分が最もなりたくない姿のイメージを持つ!

とにもかくにも、反面教師という言葉もあるくらいなので、先ずは自分が最もなりたくない姿をイメージして見るのは意外と効果があります。

よくあるのは逆バージョンで、理想とする体型をイメージする、ですが、それだと初めはなんとなく頑張れても、そのうち、これはあくまで理想だよな、自分には所詮無理、という気持ちになりがち。。。人間、こんな人にはなりたくない!なんとかしないと!と思うときの踏ん張りの方が効くようです。

 

以上、運動を習慣化することでのメリットをお話しさせていただきました。

やってみる運動としては、続けられて気軽なのはやはりウォーキング。朝日を浴びるために少し早起きしてトライしてみましょう。効率よく代謝を上げることを目指すなら、インターバル速歩3分速歩3分ゆっくり歩くを繰り返し1セット30分間 週5日がんばりましょう)がおすすめ。でも姿を美しくしたいと考えると筋肉を均等につけたいので、スクワット、腕立て伏せ、腹筋、をしてみましょう。お風呂前に必ず、テレビ見ながらでいいのでやってみませんか。 

運動をするメリットが5選

  • 認知能力・集中力・考察力が高まる!
  • 自己肯定力が高くなる!
  • 自己管理能力が身につく!
  • ストレス耐性が身につく!
  • 上司や商談など仕事のコミュニケーションが怖くなくなる!